桜の花が咲き始め、明日から4月になるのに、3月半ば以降、全く更新できませんでした。
休日以外は、仕事の忙しさには目まぐるしいものがありましたが、何をしていたのかと申しますと、休日はしっかりと心の洗濯をしておりました。
3月21日(祝)は、オリックスの清原の出身地「岸和田市」での、「桂米朝一門会」に行きました。
ここ10年ほど毎年「桂米朝一門会」に行っています。 吉本的な笑いも好きですが、落語の笑いも好きです。 落語では人間国宝で上方落語の第一人者、桂米朝の落語が特に大好きなのですが、ここ数年は大取ではなく中入り前の登場で昨年あたりから声も小さくなり、今年は「これが最後になるかもしれませんな。」という本人の冗談(本心かも?)で、他の観客の人たちと爆笑したものの、「ひょっとして、これ笑い事やあらへんやん。」とまじに思いました。 小話をしているとき、言葉と言葉の間で微妙な間が開いたり、同じ事を繰り返し言ったり、落語自体も台本の棒読みのような部分もあったりで、ハラハラ、ドキドキしながら聴いていました。 無事に「落ち」までたどりついた瞬間「ほっ」としたのは私だけでは無かったはずです。
老人の1年は、若者の5年~10年に相当するのかも知れません。 しかし、老いをさらけ出してまで舞台に上がる彼の生き様にはとても勇気づけられました。 もし、自分ならとっくに引退していると思うのです。 今は亡き桂吉朝が、米朝に次ぐ巧さだと感じていたのですが吉朝より30歳近く年上である米朝は、吉朝や桂枝雀の分まで頑張っているのかもしれません。
「来年も是非お会いしたい。」 心からそう願った一門会でした。
休日以外は、仕事の忙しさには目まぐるしいものがありましたが、何をしていたのかと申しますと、休日はしっかりと心の洗濯をしておりました。
ここ10年ほど毎年「桂米朝一門会」に行っています。 吉本的な笑いも好きですが、落語の笑いも好きです。 落語では人間国宝で上方落語の第一人者、桂米朝の落語が特に大好きなのですが、ここ数年は大取ではなく中入り前の登場で昨年あたりから声も小さくなり、今年は「これが最後になるかもしれませんな。」という本人の冗談(本心かも?)で、他の観客の人たちと爆笑したものの、「ひょっとして、これ笑い事やあらへんやん。」とまじに思いました。 小話をしているとき、言葉と言葉の間で微妙な間が開いたり、同じ事を繰り返し言ったり、落語自体も台本の棒読みのような部分もあったりで、ハラハラ、ドキドキしながら聴いていました。 無事に「落ち」までたどりついた瞬間「ほっ」としたのは私だけでは無かったはずです。
老人の1年は、若者の5年~10年に相当するのかも知れません。 しかし、老いをさらけ出してまで舞台に上がる彼の生き様にはとても勇気づけられました。 もし、自分ならとっくに引退していると思うのです。 今は亡き桂吉朝が、米朝に次ぐ巧さだと感じていたのですが吉朝より30歳近く年上である米朝は、吉朝や桂枝雀の分まで頑張っているのかもしれません。
「来年も是非お会いしたい。」 心からそう願った一門会でした。
by pomology
| 2006-03-31 21:16
| アート