カテゴリ:映画( 16 )
家族って、親子って何だろう?
イブラヒムおじさんとコーランの花たち
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  以前このブログで紹介した「イン・アメリカ(三つの小さな願い事)」や「父帰る」は、家族や親子について考えさせられる映画でした。 先日、借りてきたイブラヒムおじさんとコーランの花たちは、血縁・人種・宗教・年齢などを超えた、人と人のかかわりについて考えさせられた映画でした。 舞台は60年代のパリの裏通りのユダヤ人街。
そこで生活する母を知らず、父も失った少年モモと、小さな食料品店を営むトルコ老人イブラヒムとの心温まる関係と、イブラヒムら大人に関わることで成長していく思春期の少年モモの姿が描かれています。 人は決して家族や親だけでなく、たとえ他人であっても人との関わりの中で成長するものであり、人生とはそのようなものかもしれないとあらためて感じました。
 パリは勤務地から日本に帰る前の休暇にロンドンへ行った際、数日だけロンドンから訪れました。 凱旋門・シャンゼリゼ通り・ルーブル美術館・サクレクール寺院・ノートルダム寺院・モンマルトルの丘~ムーランルージュ~...  部屋にはシャワーしかなく、朝食は中がもちもちして最高に美味しいフランスパンに、大きなカップに入った、たっぷりのカフェオレなど さまざまな事を思い出します。 しかし、驚いたのはロンドンもそうでしたが、植民地にしていた国々からの移民が多かったことです。 この映画では、少年モモはユダヤ人、イブラヒムおじさんはトルコ人ですが、パリでは、アラブ系を含むアフリカ出身の人たちが多かったように記憶しています。
 さて、2人は自動車で、イブラヒムの故郷である「黄金の三日月地帯(Golden Crescent)」で生活するために旅に出ます。 「ニューシネマ・パラダイス」のような感動というよりも、心解される映画でした。
 
 シリアの第2の都市アレッポから陸路で国境を越え、トルコのアンティオキアへ、そしてアナトリア高原を訪ね、首都のアンカラを経てイスタンブールまで、これも海外勤務中の休暇を利用し3週間ほど旅をしました。 その旅で感じた特筆すべきことは、トルコ料理の美味しさや、自然の美しさ、文化遺産以上に、トルコの人たちの驚くべき親切さでした。(親から聞いていた、昔の日本人のような) トルコ以外では、似たような親切な国民性を感じたのは韓国です。 どちらの国も、日本語と同じウラルアルタイ語属(通説ですが)で、日本語の方言のように聞こえます。 歴史の中で、ロシアに痛めつけられたトルコにとって、日本は日露戦争で勝利した国なので親日的だという人もいますが、言葉だけではない共通点がたくさんあるように感じました。 私がこれまでに訪ねた多くの国々の中でも、一番居心地の良い国です。 イブラヒムおじさんの故郷の東部国境地域は、治安(民族抗争による)の関係で行くことは諦めました。 
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 ところで、イブラヒムおじさん役のオマー・シャリフは、かの名作「アラビアのロレンス」(6月に¥2,000のお得価格で発売されます!)のベドウィン(遊牧民)族長役で一躍注目を浴びた人です。 生まれ(アレキサンドリア)から考えると、彼自身はエジプト人なのでしょうか? さて、先ほど出てきたシリアのアレッポには、本物のロレンスが宿泊した「バロンホテル」という1909年に建てられ著名人も多く泊まったホテルがあります。 ただ、すごく古くて(行ったときは、いつも利用していたのですが)、でも、朝食時に出るアプリコットジャムがとても美味しかったです。 他には、カバブ(羊肉のつくね)は、インド周辺諸国、アラブ諸国、トルコを含め、アレッポのカバブが私には世界一の美味しさです。 一般的なカバブを平たくした形をしているのですが、絶品です。 もちろん、オーダーはキロ単位!
「カバブ1kg下さい。」ってすごい世界です。 あと、ナッツ類ではアレッポ産ピスタチオ(ピストウハラビー)は小粒で美味です。 日本に輸入されているカルフォルニア産とは比較になりません。 あっ、これもキロ買いです。 あー今回もまた、結局、食べる話になってしまいました。
カテゴリー設定は、「映画」でなく、「グルメ」?  思い出した! 食べ物以外では、アレッポ産オリーブオイル(ローレルオイルも加えている)石鹸が日本に輸入されています。 これは日本でも購入可能です。
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by pomology | 2005-05-24 22:09 | 映画
生きる と Ikiru
生きる
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 先日グルメのカテゴリーで、「新鮮な豚肉」を買い出しに行ったことを書きましたが、アテネのプラカ地区にある定宿のレセプションのお兄さんが、黒澤明監督の大ファンでした。 最初に訪れたとき、私が日本人であることを知ると、まず出てきた話題が黒澤明監督の作品についてでした。 その後、顔を合わすたびに黒澤作品の話になりました。 正直、その時は「羅生門」「七人の侍」「影武者」くらいしか知らなかったのですが、国内以上に海外での評価の高さを実感しました。 その後観た黒澤作品の中で、一番好きなものが「生きる」です。 このGWにDVDを借りてきて久しぶりに観ました。

「僕は時々ふと自分が死ぬ場合のことを考えて居ても立ってもいられなくなる。もっと生きているうちにしなければならないことが沢山ある。」

当時の監督は、トルストイの「イワン・イリッチの死」を読んで、感動し、このようなことを思っていたそうです。
ごく、平凡に生きてきた市役所職員の主人公が自分が胃がんであることを知った後、どのように生きていくか。 というストーリーなのですが、客観的に主人公の生き方を観ることで、生きることの意味を考えさせられます。 何年かに一度観ることで(人生を積み重ねる課程で)、感じ方が違ってくる名作です。 主演の志村喬の演技もすばらしいです。 

            いのち短し 恋せよ乙女
            朱き唇 褪せぬ間に
            熱き血潮の 冷えぬ間に
            明日の月日は ないものを 

               主人公が最後に歌う「ゴンドラの歌」に心打たれます。

今週は、ものすごく忙しく、特に昨日は午後11:00過ぎに帰宅。 でも、仕事は自分の人生の大切な一部。 身体はグッタリ疲れてはいたけれど、気分は軽やかです。

 Ikiru 

  ハリウッドでは、日本映画のリメイクブームですが、昨年秋に発表されたように、「生きる」が Jim Sheridan 監督、Tom Hanks主演でリメイクされます。(同じ黒澤作品「酔いどれ天使」はデカプリオ主演らしい。) その後、ニュースがないので Dream Works SKG のHPをチェックしてみたけれど10月までの映画情報しかなく、2006年公開なのかもしれません。
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ジム・シェリダン監督の「イン・アメリカ」は前回の20thFOX「効能別DVD」2枚組¥1,990で、「至福のとき」といっしょに買いました。(5月20日発売の同キャンペーンでは、「シザーハンズ特別編」とセットになっています。 その効能は~思いっきり泣きたい~です。) 「イン・アメリカ」は、監督の半自伝記的ストリーなのですが(幼い姉妹がすごくかわいい!)、アイルランド移民を描いた映画はなぜかけっこう観ています。 オコナーなどオ~で始まる苗字は アイルランド出身者が多いです。 阪神タイガース(後にヤクルト)にいた、オマリーもアイルランド系です。 アメリカの大統領では、ケネディーやレーガンもそうです。 これまでに習った英語の先生の一人(マーガレット)がアイルランド人で、彼女がアイルランドの祝祭日に、トリコロールのアイルランド国旗の小さなピンバッチを胸につけて、祖国のことを熱く語っていたのを思い出します。 アイルランドのことを書いていたらGUINNESSが飲みたくなってきました。 アイルランドのパブで生ギネスが飲みたい!! c0072970_22372947.jpg
おっと、結局最後は飲み食い関連になってしまった!

さあ、明日はいよいよ久しぶりのライブです。 ビール片手に楽しんできます。

 
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by pomology | 2005-05-21 17:06 | 映画
MUSIC(Rock&Jazz) + Film(comedy) = Happy life
The School of Rock
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 昨年のGWにロードショーされた、ジャック・ブラック主演の”The School of Rock" ですが、洋楽ロックファンにとってワクワクする作品です。 
 主人公のデューイはバンドをクビになり、たまった家賃を支払うため代用教員として小学校5年生の担任になりすまします。 管理的な教育がなされ、本来の個性を出せないままでいる子ども達とロックバンドを結成、バンドバトルに出場するのですが...
この映画、けっこう笑えます。 英語もわかりやすく、初級~中級者向けの英語学習の教材にも良いと思います。  Led Zeppelin・ BLACK SABBATH AC/DCMOTLEY CRUE を知らない子ども達に、「学校でいったい何を教えているんだ!」と激怒する主人公。
Deep purple の ”Smoke on the Water" に始まり、Zeppelin の "IMMIGRANT SONG(移民の歌)" や Cream
の ”Sunshine of Your Love ” などなど、昨年のコメディー映画の中では私のベスト1位の作品です。 でも、ロックが苦手な人にとってはどうなんでしょうか?
ギターが大好きな私は、主人公愛用の GibsonSGと、子どもに渡したflying-vなどが気になって仕方がありませんでした。

ギター弾きの恋 
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 ロックが苦手でもジャズならば、という人なら、ウディ・アレン監督の、ジャズ全盛期のアメリカを舞台にした可笑しく切ないラヴ・ストーリー「ギター弾きの恋(Sweet And Lowdown)」はいかがでしょう。 「アイ・アム・サム」のショーン・ペンが好演しています。
ジャズの調べをバックに、心にじゎーと来る作品です。

  
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by pomology | 2005-05-14 23:27 | 映画
次に見たい映画は?
さよなら、さよならハリウッド

 このゴールデンウィークのうちの1日は、借りてきたDVDを家で鑑賞します。 題名は「父、帰る」(ロシア)と「天国の青い蝶」(カナダ、イギリス)で、どちらも昨年見に行けなかったものです。 「父、帰る」は、2003年ヴェネチア国際映画祭でグランプリ金獅子賞と新人監督賞を受賞した作品で、父が12年ぶりに突然帰ってきたのが謎なら、ふたりの息子を湖への旅に連れ出したのも謎、その他謎多きままにストーリーが進むという宣伝を見てしまってから、ずっと見たかった映画です。 「天国の青い蝶」はカナダで実際に起こった奇跡を映画化したもので、これも宣伝で知って見たかった作品です。 ところで、私のDVD(映画)の見方は、決めた日に、一人で、じっくり腰を据えて、最低2本続けて見る。 といった見方なのですが、他の人はどうなんでしょう?

  さて、ゴールデンウィーク明けに映画館で一番見たい映画は、カンヌ映画祭のオープニングを飾った「さよなら、さよならハリウッド」です。 アメリカの映画監督で一番好きな監督がウディ・アレンです。 彼の作品は結構見ましたが、「カメレオンマン」や「カイロの紫のバラ」が大好きな私(ミア・ファローも大好きなのです。)にとって、今回の映画も期待大です。 彼の初期作品集が発売されるようですが、是非、「カメレオンマン」のDVD化と「カイロの紫のバラ」のDVD再発売(廃盤になったDVDはすごい値段がついている!) を切望します。
 関西では、シネ・リーブル梅田で5月14日(土)から上映だそうです。 本当に楽しみですね。 ちなみに、この作品(原題はHollywood Ending )は2002年度作品で、その後は、2003年にAnything Else 、今年はMelinda and Melinda の2作品があります。) 詳しくは、こちらで...

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by pomology | 2005-05-01 20:16 | 映画
衝動買い!
今だけ¥999

 先日、贔屓にしているミュージックショップへ行ったとき、70th ANNIVERSARY FESTIVAL(20th世紀FOX映画70周年大創業祭)でFOXやMGMの人気作(BEST HITS 50)のDVDが、なんと今なら初回生産限定で¥999というのを発見! 思わず買ってしまいました。 LDとビデオは持っているけれど、DVDで持っていなかった「THE SOUND OF MUSIC」。 他に「羊たちの沈黙」や「ムーランルージュ」、古いモノでは「トラ トラ トラ!」まであります。
今回は、「サウンド オブ ミュージック」と「ウィンド トーカーズ」の2枚を購入。 近いうちに、あと何枚か買ってしまいそうです。
 買ってから気づいたのですが、ジャケットがリバーシブルになっていて、裏が通常使用のジャケットデザインになっているのです。 なかなか憎いことやってくれるではないですか、20世紀フォックスさん。 
 さらに4月28日には第2弾として、2枚で今だけ¥1990だなんて、そして今回音楽関連では、あの「ラスト・ワルツ <特別編>」と「ローズ」が発売予定なのです!!

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by pomology | 2005-04-11 22:16 | 映画
お気に入り映画のサウンドトラック
辛い花粉症
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土曜から日曜にかけて小旅行に出かけていましたが、両日ともスギ花粉の大飛散! その結果、目と鼻が大悲惨!! なんて、つまらないダジャレを言ってる場合ではありません。 本当に辛いです。 毎年、この時期は憂鬱です。

好きな映画のサウンドトラックは?
 
 花粉症の症状が出て辛い時期、好きな「映画」も気持ちを落ち着けて見られないのですが、今日は、お気に入りの映画(今回は洋画)のサウンドトラックについてです。
 「THE SOUND OF MUSIC」や「ひまわり」など、好きなものは昔の映画に多いのですが、最近の「The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)」までで、映画・サントラ共にお気に入りNo.1は、何といってもジュゼッペ・トルナトーレGiuseppe Tornatore) 監督の「ニュー・シネマ・パラダイスNuove Cinema Paradiso)」です。

 この映画の内容については名作なので、あらためて紹介するまでもないと思いますが、多くの人が言っているように、初めて見る人は完全オリジナル版ではなく、劇場版を先に見ることをお薦めします。 本当に言葉では表現しきれないくらい感動をした映画です。(ところで、大人になったトト役を演じている俳優ジャック・ペランは「WATARIDORI」という、昨年話題になった、渡り鳥の生態を記録した映画の監督をしています。) 
 
 さて、音楽の方は多くの映画音楽を担当しているエンニオ・モリコーネEnnio Morricone)です。(昨年、春初来日しました。) 同じトルナトーレ監督の作品では、.「海の上のピアニスト」や「マレーナ」の音楽も本当に美しいです。 最初に笑わせ(ほほ笑みも含め)、最後に泣かせるタイプのイタリア映画は音楽も含め大好きです。 
 
 というわけで、アカデミー主演男優賞、外国語映画賞、作曲賞(ドラマ)、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、ニコラ・ピオヴァーニが音楽を担当した、これも名作である「ライフ・イズ・ビューティフルLA VITA E BELLA)」も、お気に入りの1つです。 (「息子の部屋」の音楽もこの人です。 ラストシーンではBrian EnoBy This Riverが使われています。)  
  
 実は...ここ数年イラン映画中国映画が好きになり、見ることが多いんです。 素朴で、人間味溢れ、今の日本で失われつつある、物や心のあり方が描かれている点が心惹かれる理由かもしれません。
 
 ハリウッド映画も見ていますが、最近は心に残るものは少ないです。 莫大な制作費をかけ、CGや有名俳優に頼るのではなく、映画づくりの原点にもどってほしいです。 がんばれ、ハリウッド!!  
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by pomology | 2005-03-21 20:55 | 映画
  

ブログは永らく休止中ですが、今年2009年 Mr.childrenについてはホールツアー1回、ドームツアー2回行って来ました。
by pomology
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